高齢者向け賃貸アパートで実施をする東京都の取り組み

高齢者が数多く存在する時代となった昨今では、各自治体でも手厚いサポートを用意されるようになりました。2021年現在で約4000万人となっておりますが、そのなかでも首都である東京では約200万人となるため、全国最多数になっているほどです。東京都内では計500の件数で、高齢者専用賃貸アパートを建設されました。いわゆる都営アパートであり、介護支援等級によって家賃も変動をするのが特徴です。

簡単に東京都で実施をしている高齢者専用賃貸アパートの概要を解説すると、部屋の賃貸だけでなく食事の支援もなされているのがポイント。まず1日3食の提供とおやつで構成をされます。基本的には社会福祉士の資格を持つ方が宅配弁当を配布するのですが、自立した暮らしをなされている場合は集会所まで下りてきてそこで食べることができます。要介護支援1から2までの場合、毎月9万円の家賃・食費が必要です。

等級が3以上なら月額利用料は5万円までが上限で、生活保護・障害者認定を受けていれば実質0円の無料になります。高齢者賃貸住居は数多く点在しているように見えますが、まだ数は足りていません。2022年度は倍率が10.2倍となっており、抽選で当選をしないと入居ができないほどです。なお、生活保護・障害者の認定を受けていればその限りではなく、優先的に入ることもできます。

今後は東京では2025年までに賃貸物件を今の20倍に増やしていく試算をだされました。